日本臨床催眠学会倫理綱領

1. この会の会員は催眠の臨床的適用および実験的研究にあたって被験者やクライアントの安全確保に有能な専門家として責任を持たねばならない。

2. この会の会員は催眠の臨床的適用や実験的研究において得た個人的情報を守秘する義務があるものとする。専門家による学問的検討のためにのみ公表は許されるが、その際プライバシーを侵害することのないよう、適切かつ最大の配慮がなされなければならない。

3. この会の会員は自己の専門以外の領域で催眠を適用してはならない。学生会員は正会員の監督のもとでのみ催眠適用が許されるものとする。

4. この会の会員はこの会の会員たる条件にない非専門家に対して催眠技法の訓練を行ってはならない。

5. この会の会員は催眠の臨床適用および実験的研究以外の目的に催眠を利用してはならない。また、娯楽の対象とする活動に参加・協力することは認められない。

6. この会の会員は社会的規範を逸脱し、本学会の信頼を毀損する行いを為してはならない。

7. この会の会員がこの倫理綱領に違反した時には会則第3章、第10条が適用される。


平成13年6月22日制定
平成15年3月1日改定
平成15年8月31日改定
令和3年12月12日改定